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「トップを狙え」「それって誰?」トクリュウ捜査で露わになった警察幹部と現場の“悲しい空回り”

【オープニング】
「トップを狙え」「それって誰?」警察庁が発表した昨年のトクリュウ検挙人員数が1万人を超え、その存在が注目を集めています。しかし、トクリュウに関する捜査においては、警察幹部と現場の間での「空回り」が浮き彫りになり、悲しい事実が明らかになりました。

【本編】
トクリュウとは、「匿名・流動型犯罪グループ」の略称であり、SNSなどを利用して犯罪活動を行うグループのことを指します。昨年の検挙人員数が1万人を超えたことからも、その勢力の拡大が伺えます。

トクリュウは、アメーバのような犯罪ネットワークであり、一つのグループが犯罪を行うと別のグループに情報が伝わり、その連鎖が繰り返されることで、犯罪活動が拡大していきます。そのため、トクリュウを捜査するには、一つのグループを摘発しても他のグループが生まれる可能性が高く、捜査が難航することが多いのです。

しかし、警察幹部と現場の間での認識が食い違っていることで、トクリュウの捜査がさらに困難になっています。警察幹部はトクリュウを「組織犯罪」と位置付け、捜査の中心に置こうとする一方で、現場は「個別の犯罪行為」と捉え、捜査の優先順位が低くなることが多いのです。そのため、捜査の方針が一貫しておらず、結果としてトクリュウの摘発につながらないケースが多々見られます。

【まとめ】
トクリュウの存在が明らかになったことで、SNSなどのインターネットを通じた犯罪活動が深刻化していることがわかりました。しかし、警察幹部と現場の間での捜査方針の食い違いが、トクリュウ捜査を難航させている現状があります。今後、警察内での認識の統一や捜査の強化が求められます。私たち一人一人も、SNSなどのインターネットを利用する際には、犯罪に加担しないよう、注意が必要です。

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