【オープニング】
肩の痛みやコリは、日常生活でよく耳にする悩みの一つです。しかし、その原因は意外と知られていません。実は、フライパンを持つと肩が痛くなる人は要注意!今回は、肩の痛みやコリの原因として注目されている「胸郭」について、専門家の解説をご紹介します。
【本編】
肩の痛みやコリの原因として注目されているのが「胸郭」です。TSOC北参道院長であり、ハワイ大学の客員教授でもある菅谷啓之氏によると、肩の関節の形状が胸郭に大きく影響しているとのことです。肩の関節は、肩甲骨と胸骨、肩鎖骨の3つの骨で構成されています。そのうち、胸骨と肩鎖骨の間の関節が胸郭と呼ばれ、肩の動きに大きく影響しています。
胸郭は、肩関節を支える重要な役割を担っています。しかし、現代人の生活習慣や姿勢の悪さによって、胸郭が固くなり、肩の動きが制限されてしまうことがあります。特に、パソコン作業やスマートフォンの使用が多い人は、前かがみの姿勢が続くため、胸郭が硬くなりやすいと言われています。
さらに、胸郭が固まると、肩の関節の形状が変わってしまうこともあると菅谷氏は指摘します。そのため、肩の動きが制限され、肩の痛みやコリが起こりやすくなるのです。また、胸郭が固まることで、肩甲骨の動きも制限されてしまうため、肩の痛みやコリだけでなく、肩甲骨周りの痛みやコリも起こりやすくなると言われています。
【まとめ】
肩の痛みやコリの原因は人それぞれですが、胸郭が硬くなることで肩の動きが制限され、その結果として起こることが多いのです。日常生活で肩の痛みやコリを感じる方は、胸郭の柔軟性を保つためのストレッチや姿勢の改善を心がけることが大切です。肩の健康を守るためにも、胸郭のケアを意識して生活していきましょう。
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