岐路に立つ富士通、地銀再編の台風の目、農中が抱える爆弾、流通業の新旧交代〈4月の丸の内コンフィデンシャル〉

【オープニング】
日本経済の中心地、東京・丸の内から“マル秘”財界情報をお届けする『文藝春秋』の名物コラム「丸の内コンフィデンシャル」。今回は4月の最新号から、注目の4つのトピックをダイジェストでお届けします。

【本編】
まず最初のトピックは、岐路に立つ富士通について。世界のIT企業の中でも有力な存在だった富士通ですが、近年の急激なIT化の波に対応できず、業績が低迷しています。そのため、今後の方向性を模索する富士通の姿勢が注目されています。

次に、地銀再編の話題。地方銀行の業界再編が進む中、今回注目されたのは、長野県内の地銀3行が合併する可能性が浮上したこと。地方銀行の存続が危ぶまれる中、合併による再生を目指す動きが出てきたことは、地銀業界にとって大きな話題となりました。

そして、農業の分野では、農中が抱える爆弾と呼ばれる問題が浮上しています。農中とは、農林中央金庫のことで、農業を支援するための金融機関です。しかし、長年にわたる不正融資が発覚し、その処理に多額の税金が投入されることになりました。今後、農中の改革が急務となっている状況です。

最後のトピックは、流通業界の新旧交代について。長年トップを独占してきた大手流通企業の地位が揺らぎつつあり、若手の新興企業が勢いを増しています。ネット通販やスマートフォンを活用した新たな流通ビジネスが注目される中、これまでの常識が覆される可能性があります。

【まとめ】
今回は4月の『文藝春秋』の「丸の内コンフィデンシャル」から、岐路に立つ富士通、地銀再編、農中の問題、そして流通業界の新旧交代について紹介しました。日本経済を左右する重要なテーマについて、今後も注目していきたいと思います。