“渋谷の北朝鮮”と呼ばれたマンションで、住民の怒りが爆発している。管理費が約1.7倍も値上げされたことにより、住民と管理組合の間で“闘争”が勃発した。どのような経緯があったのか、詳しく見ていこう。
新宿駅からわずか2駅、最寄り駅から徒歩4分。都心の人気のヴィンテージマンションシリーズにもかかわらず、相場に比べて格段に安価なマンションがあった。その理由は、管理組合の理事たちによる30年近い“独裁的な管理”にあり、住民からは“渋谷の北朝鮮”と呼ばれていたのだ。
このマンションは、建物の老朽化や共用部の管理不足、さらには住民からの苦情に対する対応の遅さなど、多くの問題を抱えていた。しかし、管理組合の理事たちはそのような問題を放置し、組合費を不当に使用していたとされる。そのため、住民からは不満の声が上がっていたが、なかなか改善されることはなかった。
そしてついに、今年の4月に管理組合から住民に対し、約1.7倍もの値上げ通知が届いた。これに対し、住民からは「理事たちの不正な経理が原因だ」との怒りの声が上がり、管理組合と住民の間で“闘争”が始まったのだ。
住民たちは、管理組合が不透明な経理をしていることや、値上げの必要性がないと主張して反対の署名運動を行い、管理組合に対し改善を求める声を上げた。一方の管理組合側は、値上げの理由が“老朽化した建物の修繕費用”であると説明し、住民との交渉は平行線をたどっている状況だ。
今回のマンションの値上げ騒動は、住民と管理組合の間で“闘争”が始まったと言っても過言ではない。住民たちの怒りは、管理組合の理事たちの独裁的な管理や不正な経理に対する不満が原因であり、今後も双方の対立は続くことが予想される。不透明な経理や住民の声を無視した管理組合の姿勢が改善されることを願うばかりだ。
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